実行予算管理に関して


見積りを入力した時は、単価が積算資料の単価になります。 大体の場合、仕入れ値は積算資料単価より安いはずですので、原価を管理するために「原価率」の設定ができます。
また、そのままの金額で提出する場合も少ないので、提出時の金額「売値率」の設定ができます。

設定できるのは、明細単位~大分類単位まで任意です。

※大分類・小分類単位で設定を行うと、その大分類・小分類に該当するものはすべて同率で登録されます。
いくつかの明細のみ率を変更したい場合は、大分類などでまとめて設定した後に 明細単位で設定を行えば、手間も省け効率的に作業を行うことができます。

それぞれの率を設定するとすべて自動で計算して集計します。
(小数点の扱いも任意に設定できます。)


またこのフォームでは、自動計算によって以下の項目を追加できます。
(チェックボックスで選択可能です。)

工事項目単位で明細の最後に追加される内容・・・(1)
  • 「消耗品雑材料」
  • 「交通運搬費」
  • 「現場雑費」
  • 「一般管理費」
工事項目として追加される内容・・・(2)
  • 「共通仮設費」
  • 「現場管理費」
  • 「一般管理費」
  • 「諸経費」


自動計算の内容は以下の通りです。
(1)に関しては、それぞれ
「見積り登録データの工事項目単位での合計」×「設定した率」になります。

ここでの「設定した率」は、実行予算調整フォームで入力した値です。

(2)に関して
直接工事費から算出した金額にそれぞれの率を掛けた金額になります。
次の項目の計算にはその前の項目も加算していきます。

直接工事費は全見積り合計です。※(1)の自動計算分含む、労務費含む

共通仮設費を使用する場合は、
直接工事費×共通仮設費率で計算して登録されます。・・・A

現場管理費を使用する場合は
(直接工事費+A(上記共通仮設費))×現場管理費率で計算して登録されます。・・・B

一般管理費は同じように
(直接工事費+A+B)×一般管理費率・・・C

諸経費も同じように
(直接工事費+A+B+C)×諸経費率となります。



※それぞれの自動追加項目の使用・不使用は、登録フォームのチェックボックスの切り替えで設定します。

※(2)は工事項目として追加されるので、工事項目明細にも表示されます。

いったん登録した後は、見積り詳細登録フォームで通常の見積りデータと同じように自由に編集ができます。

また、登録される単価の桁は、0.1・1・10・100の位までの単位で丸めを行うことができます。



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